受講者の声

ドイツ在住 主婦 渡邉千雪さん 女性

 この資格を取ろうと思ったきっかけは、日本・ドイツを問わず、不登校の問題、うつ病患者の増加は、大きな社会問題になっており、その改善のために何か役に立つことがないかと思い、勉強を始めました。

 こういった悩みを抱えている人たちの多くは、第3者の介入によって、解決に結びつくが多いことも感じておりましたし、その人だけでなく、ご家族も含めて、ケアをしていくことが必要だと思っております。

 資格を取得した現在は、鬱などの悩みを抱えてひきこもりがちな方・子供の学校での色々な悩みを持っている方からご相談を受けることがあり、資格をとるために勉強したこと、これまでの子育ての経験などを含めて、色々なお話ができます。
その際に、自分自身が「不登校訪問専門員」であることを話すことで、より深い話ができるような気がします。

 海外にいると、日本の現状からは、目を離してしまいがちですので、DVDなどを購入して、勉強できることは嬉しい限りです。
ご相談されたときにいつでも対応できるようにしたいと思っております。




神奈川県在住 主婦 Tさん 52歳

 いまから7年前、当時高校2年生だった長男が不登校状態になってしまい、自室から出てこない日々が続きました。意思疎通が全くできず、食事や必要だと思うものを部屋まで運び、空になった食器を見る度に無事であることに安堵していたものの、母親として無力だと感じる事しかできず、ただただ途方に暮れておりました。

 親戚や近所の方のご支援をいただき、息子も徐々に部屋から出てきて、一緒に外出できるようになり、今では、高認試験を通り、福祉系の学部の大学に進学することができ、当時が嘘のように喜んで学校に行っております。

 過去に息子のひきこもり状態に悩んでいた際の経験を活かし、何かできないかと思っていたところに、新聞で「ひきこもり支援相談士」の記事を見つけ、すぐに受講いたしました。

 教材は、専門家の先生の解説でわかりやすくまとまっており、教材DVDを見た際も当時のことを思い出し、泣いたりもしていました。資格認定の課題も、一つ一つの事例について、状況を考え、当事者の気持ちを考え、家族の気持ちを考え・・・後の支援する活動の際の大きな糧となりました。この度、無事合格の通知をいただき、これからの活動を思い期待に胸を膨らませております。

 実は息子には内緒で受講していたのですが、最近、「ひきこもり支援相談士養成講座」のテキストを息子に見られ、過去の記憶がよみがえって緊張したのですが、「母さん、大変だったね、ごめんね」「これからは困っている人を助けて行きたい」との息子の言葉に涙が出ました。

 今では、支援の方法や有り方などを息子と話し合っております。

 また、一つ親子の絆が深まった気がします。ありがとうございました。




鳥取県 禅寺(ぜんでら)住職 Nさん

 サラリーマン生活から仏門に入り、住職として様々な人達との対話の中で、特に感じた事は、カウンセリングマインド的な対応の必要性でした。 つまり「相手の心の世界を、相手の心で理解する」事の重要性です。

 現在、「寺小屋カウンセリングルーム」を主宰し、多くの相談を受ける中で、最近特に多いのが、やはり「ひきこもり」に関する問題です。
そこで、この「ひきこもり」についての、より専門的な理解の必要性を感じ「ひきこもり支援相談士養成講座」を受講しました。

 この講座は、全国どこにいても、好きな時間にマイペースで学べ、しかも、講座を進める過程において自己成長が促され、実践的でかつ、かなり深い心理的なレベルまで学ぶ ことができるので、実践の場でとても役立ちます。

 今後は、できれば地域の公的機関などと連携し「ひきこもり」に関する「福祉ネット」や「電話カウンセリング」を立ち上げ、勉強会などを行いボランティアのカウンセラーなどによる24時間体制の社会福祉事業に取り組んでみたいと考えております。

 今後とも宜しくご指導賜りますよう、お願い申し上げます。            合掌




埼玉県在住 市議会議員 Kさん

 子育てを「楽しみ」であり「自分育て」であると心得ている私は、幼少の子どもにとっては迷惑だったかもしれないが、流行歌にあわせてデタラメな踊りを一緒におどったり、子どもを寝かしつける時にはこれまたデタラメな自作の話しを聞かせたりしながら、子育てを楽しんできました。また、子どもが小中学生の頃は、失業中だったこともあって、仕事を持つ妻に代わって授業参観などの学校行事にも喜々として参加してきました。

 そのうちPTA役員を経験させていただくようになり、やがて地方議員になってからは「子どものこと」が私の「ライフワーク」となりました。この間議会では、教育環境や防犯そして不登校問題などと、子どもたちのことについて様々取り組んできました。中でも不登校問題は、取り組んだ当時わが市の不登校生徒出現率が全国平均の倍近くにのぼっていたこともあって、およそ5年間にわたって取り組んできています。

 こうした中、たまたま「ひきこもり支援相談士養成講座」の新聞記事が目に止まりました。今、100年に1度といわれる経済不況が市民生活に及ぼす影響は計り知れず、年代を問わず様々な場で「メンタルヘルス」についての取り組みが必要であるとの思いもあって、それら相談活動の一助になればと講座の受講を決めました。講座は、専門家によるDVD講義など大変わかりやすく、また、初めて知ることも多く、楽しんで学ぶことができました。問題集については、事例演習はもとよりいずれも記述で解答を求める形式でしたが、これがまた、自分で調べ・考えて・書くという作業を通じることによって、○×式解答ではとうてい身に付かない深い知識を身につけることができる形式でありました。こうして、本業(?)の合間をぬって問題集を仕上げ、A4版で合計25ページ程の解答を送付しましたたところ、過日、無事「合格通知」をいただきました。この講座で学んだことは、今後、活動のさまざまな場面で活かせると思いますし、それらの活動を通じて次代を担う若者たちの手助けが少しでもできればと考えています。

 また、この講座を進めるにあたって、いく度か事務局に問い合わせをしましたが、その都度ていねいなご教示をいただきありがとうございました。

 今後ともよろしくお願いいたします。




岐阜県 心療内科医 匿名希望

 20年弱、病院の心療内科医として、診療を行なっています。心療内科には軽症うつ病、パニック障害などさまざまな方が受診されますが、なかに、不登校、適応障害で受診される方も少なくありません。

 現代の社会はどちらかいえば、外向的で、仕事がスピーディに出来る事が要求される事が多く、昔なら美徳とされた謙虚、控えめで、地道だがこつこつ仕事をするという人たちは、社会適応が困難になってきています。

 友達をうまく作ることができない、他者のきつい言葉で自信をなくすなどの結果、学校や会社に行けなくなりそのまま家に引きこもっている人たちが相当数います。全国で163万人と言われています。

 一度なくした自信をとりもどし、傷ついた心を元に戻すのは並大抵のことではありません。 薬物療法、カウンセリングで少しずつ元気をとりもどし、アルバイトに結びつける事ができるとほっとします。 しかし、仕事に就いても、忙しい職場についていけなかったり、厳しく叱られたりするとまた自信をなくす人が少なくありません。また、たとえ、本人が元気になって就労の意欲が出てきても、年齢が高くなってくると、そこからフレッシュマンとして就職すること自体が困難になってきます。

 こういう人たちが、家庭にこもらず、何らかの形で社会参加できるようなサポート体制、中間施設の必要性をひしひしと感じていた折、たまたまインターネットで支援相談士認定制度発足のニュースを知り、ネットワーク作りの一助になるのではないかと応募しました。

 講座の内容は充実していました。思っていたよりもはるかに歯ごたえのあるもので、症例の答を書く時には、これまでの心療内科医としての自分の診療態度の見直しをするつもりで、書きました。会長の奥山氏の総論、新潟市でひきこもり診療をされている中垣内先生の精力的な診療の様子、NPO法人グローバルヒューマンの大河原氏、心理士の池田氏の講義は、これまでひきこもりの人たちと関わってきた経験に裏づけされたしっかりしたものでした。

 ひきこもりの支援は簡単なものではありません。善意だけでできるものではなく、専門的な知識や技術が必要とされます。しかし、一方、ひきこもっている人たちのこころを感じ、受けとめようという姿勢のある人なら、だれでも取り組むことのできるテーマでもあります。

 志のある受講者が増え、ネットワークが広がっていくと良いと思います。